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湊かなえ『母性』【ネタバレ】毒親映画?あらすじと名言まとめ

エンタメ
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ハコヅメコンビ戸田恵梨香と永野芽郁が映画共演!

ベストセラー小説家・湊かなえ渾身の小説『母性』で母娘役を演じることで話題になっていますよね。

映画【母性】の公開は2022年11月23日(水・祝)!!

ただ気になるのは「湊かなえの『母性』は毒親映画なの?」「湊かなえの『母性』のあらすじを知りたい!」「『母性』にはどんな名言が出てくる?」ということではないでしょうか。

そこで今回まとめた内容はこちら

湊かなえの『母性』は毒親映画なのか?【ネタバレ注意】

湊かなえの『母性』あらすじ【ネタバレ注意】

湊かなえの『母性』名言は?【ネタバレ注意】

湊かなえの『母性』Twitterの反応

【ネタバレ注意】が多いですが、さっそく見ていきましょう!!

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湊かなえ【母性】は毒親映画?

湊かなえさんの小説「母性」が原作の子の映画は実は毒親映画なんです!

以下は軽いネタバレですのでご注意ください。

ポスターには「母の愛が、私を壊した。」と書かれています。

毒親(どくおや、: toxic parents)とは、毒になる親の略で、と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。

ウィキペディア

つまり、戸田恵梨香さん演じる母が、永野芽郁さん演じる娘に悪影響を及ぼす映画、

ということになります。

この毒親ストーリーに、母役の戸田恵梨香さんは難しい役だったとふり返っています。

「脚本のト書きに『母と似た格好をしたルミ子』と書かれていたので、クランクインする前に母役の大地さんの声や喋り方、佇まいを目に焼きつける事が唯一ルミ子に近づける方法でした。ルミ子自身が自分に気づいていないところもあり、試行錯誤を続けましたが本当に難しい役でした。芝居には正解がないと言われていますが、未だに探している自分がいます。もうクランクアップしたのに。笑」

https://www.cinemacafe.net/article/2022/06/06/79155.html

永野芽郁さんも「難しいな、どうしようかな」と脚本を読んで感じたそうです。

「私の知っている親子像とは違って戸惑いましたが、清佳の内側にある強さや、母に対しての思いを自分なりに考えながら撮影に挑みました。完成作を観た今でも、清佳の解釈は合っていたのだろうかと不安に思うところはありますが…母と、自分と、向き合い続けた撮影期間でした」

https://www.cinemacafe.net/article/2022/06/06/79155.html

様々な役を演じてきた2人が戸惑うほどの毒親ストーリーなのでしょうか。

小説をもとに、あらすじをご紹介したいと思います。

映画公開前にネタバレが嫌・・という方はご注意くださいね。

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湊かなえ【母性】あらすじ

タイトルの通り、この映画のテーマは『母性』。

しかし、誰もが母性と聞いて想像するような、

子を慈しみ、温かい愛で包み込むような母性・・とは違っています。

あらすじをご紹介します。以下はネタバレ含みますのでご注意ください。

市内の都立高校に通う17歳の女子生徒が、4階にある自宅から転落。

県営住宅の中庭で倒れているところを、母親が発見します。

母親は、「大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて信じられません」と言葉を詰まらせます。

警察は、事故と自殺の両方で詳しく原因を調べます。

このような新聞記事を見た女性教師は、実は妊娠中で、これをきっかけに「母性」について考え始めます。

同僚の国語教師の前任校が、新聞の女子高生が通っていた学校だとわかり、2人は仕事終わり、飲みながら事件について話します。

女性教師の行きつけの「りっちゃん」というたこ焼きが名物の飲み屋で語られますが、物語のほとんどが、母親の手記と娘の回想で構成されています。

母親の名前はルミ子。

ルミ子は24歳の時に、絵画教室で田所哲史という男と知り合い、結婚します。

ルミ子は自分の母親のことを世界で一番愛しています。

そんな母親が田所の絵を絶賛したことがきっかけで、2人はデートするに至ります。

三度目のデートでのプロポーズの際に、ルミ子は即答しませんでした。

最愛の母親に会ってもらい、それから決めたいということでした。

そしてルミ子の母親は田所を気に入り、「美しい家を築きたい」と語る田所と、ルミ子は結婚を決めるのでした。

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結婚を機にルミ子は退職。

田所の両親が用意してくれた中古の一戸建てに引っ越します。

そして結婚から半年。ルミ子のが妊娠し、無事出産します。

娘の名前は田所の義母が決めた清佳。(小説では終盤に明かされます)

ルミ子は、自分が母親から受けてきた愛情を、そのまま清佳に与えようと、

できる限りの努力をします。

その甲斐あって、人が望むことをしてあげられるような子に清佳は育ちます。

ルミ子の母親も、そんな風に育てたルミ子を褒めるのでした。

清佳が小学校へ入る半年前、悲劇が襲い掛かります。

田所は夜勤に出ることが多いため、そんな日にはルミ子は母親に来てもらうことにしていました。

その日も田所は夜勤。

その夜、台風で激しい雨風がルミ子達を襲います。

20時過ぎには停電もしてしまいますが、台所と居間にロウソクをたて、過ごします。

一家が就寝後、ルミ子は目を覚まします。

雨音が尋常ではありません。

何十台もの車のクラクションも一斉に鳴り響いています。

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川が氾濫し、町中の車が浸水していたのです。

ルミ子の家も揺れています。

清佳の呼ぶ声に気付き、向かうとそこには、箪笥に押しつぶされた母親と清佳の姿が。

助けを呼びに行こうにも、ロウソクの火が居間に広がっています。

限られた時間の中で、ルミ子は母親を助けようとします。

しかし、清佳を助けるよう懇願する母親。

ルミ子自身は、自分が母親であるというよりも、娘であるという感覚の方が勝っていたのです。

母親が必死で説得し、ルミ子は清佳を助け出します。

清佳の回想で語られるのは、この祖母が、無償の愛をくれた唯一の人ということです。

ルミ子の愛情は、母に褒めてもらうための感情なだけで、娘である清佳には届いていなかったということです。

一家の家は全焼し、三人は田所家に移り住むことに。

明らかに迷惑そうな義母にルミ子は必死に頼み込み、同居が実現するのでした。

ルミ子はこの義母に逆らうことはできませんでした。

どんなに体調が悪くても、家事や畑仕事に勤しみます。

しかし、給料などは一才もらえるはずもありませんでした。

そんな状況の中、田所家の次女である律子が家に戻ってきます。

律子はすぐに仕事を辞め、遊び歩きます。

明らかに金目的であろう黒岩という男にも貢いでいました。

監視され見張りをつけられる律子でしたが、逃げ出し、家には戻りませんでした。

後に、哲史は律子がたこ焼きを売っているところを発見するも、死んだ者として扱ってほしいと頼まれ、交流は断たれるのでした。

この律子がやっているお店が、冒頭に出てきた「りっちゃん」なのです。

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母親の死後6年が経った頃、ルミ子は念願の第二子を授かります。

義母の長女である憲子は、結婚して家を出ているのにも関わらず、毎日のように田所家に通うようになっていました。

息子の英紀に手を焼いていたからです。

英紀の相手を仕切れない憲子や義母は、ルミ子に任せっきりになります。

あと一週間で安定期に入る頃、軽い出血があり、絶対安静状態のルミ子。

英紀との散歩中に突き飛ばされ、流産してしまいます。

「桜」という名前まで決めていた子を失い、心が空っぽになるルミ子。

婦人会で知り合い、この件でも救急車を呼んでくれた敏子と仲良くなります。

清佳が中学生の頃、ルミ子は敏子の姉に占ってもらいます。

過去の事件のことを言い当てられ、現状を包み隠さず話すのでした。

そこで、オルグという悪い気が清佳にまとわりついていると言われます。

ルミ子は高価な薬を購入し、清佳に飲ませることにしました。

その薬のおかげか、清佳は成績アップ。委員会にも立候補します。

しかし、義母に薬がバレ、ルミ子は敏子たちとの関係を断ちます。

薬ではなく普通の愛情が欲しかった清佳。

母親に認めてもらえない自分のことが嫌いでした。

必死でルミ子の気持ちに応えようと努力します。

ところがさらに悲劇が起きるのです。

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高校生になった清佳は、亨とのデート中に父親の姿を見つけます。

後をつけると、なんと父親は不倫していたのです。

不倫現場へ清佳は乗り込み、2人を怒鳴りつけます。

ところが、不倫相手の仁美から思わぬ反撃を喰らいます。

哲史が仁美と会っているのは、清佳とルミ子を見ていられないから。

家に帰りたくないから。

哲史は、ルミ子に好かれようと必死の清佳も、清佳を避けているルミ子も

見ていて辛かったのです。

さらに、仁美は祖母が死んだあの日のことも口にします。

祖母は焼け死んだのではなく、実は舌を噛み切って自殺したのだと。

ルミ子に清佳を選ばせるために、自ら命を断ったのだと。

そして、ルミ子は、母親が自分ではなく清佳を選んだことが許せないのではと憶測を並べます。

清佳はワインボトルで仁美を殴打し、家から飛び出してしまいます。

帰宅後、ルミ子にそのことを話す清佳。

ところが、ルミ子に首を絞められ、殺されかけてしまいます。

ルミ子に罪を負わせてしまうと考えた清佳は、ルミ子を突き飛ばし、

自ら首を吊ろうとするのでした。

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冒頭に出てきた事件は、飛び降りでした。

清佳は首吊りです。

母の手記と娘の回想が、冒頭の事件と関係ないことがここで判明します。

実は、事件に興味を持った女性教師。

彼女こそが、清佳だったのです。

彼女は結局亨と結婚し、子どもを身籠もっていました。

哲史はルミ子の母親が自殺する現場を目撃していました。

その前に、実は自分の絵を持ち出していたのです。

絵を諦めていたのならば、母親も助けることができていたかもしれません。

そんな罪悪感から、哲史はルミ子と清佳から目を逸らしていたのでした。

仁美から別れを告げられた哲士はルミ子の元に戻りました。

ルミ子は許して受け入れました。

この事件を機に、清佳は、自分が母に望んでいたことを、

生まれてくる子供にしてあげたいと考えるようになりました。

自分の全てを捧げる。

母やあの事件の母親のように「愛能う限り」とは決して口にはしません。

清佳は母娘について考えます。

愛を求めようとするのが娘であり、

自分が求めたものを我が子に捧げたいと思う気持ちが母性なのだ、と。

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湊かなえ【母性】名言!

湊かなえさんの『母性』名言をご紹介します。

以下は軽いネタバレですのでご注意ください。

これが書けたら、作家をやめてもいい。
その思いを込めて書き上げました。

湊かなえ

そんな湊かなえさんの魂が込められた小説【母性】の中に出てくる名言です。

わたしはこの世に何も残せなくても、

わたしの子どもは何か残すことになるかもしれない。

その子が残せなくても、その子が産んだ子が何かを残すことになるかもしれない。

でもそうなるのは、

わたしという存在があったから。

ちゃんと結婚して、子どもを産んだから。

歴史の中に点ではなく線で存在できる、ということなのよ。

こんなに素敵で幸せなことはないでしょう。

湊かなえ『母性』

子どもを産んだ女が全員、母親になれるわけではありません。母性なんて、女なら誰にでも備わっているものじゃないし、備わってなくても、子どもは産めるんです。子どもが生まれてからしばらくして、母性が芽生える人もいるはずです。逆に、母性を持ち合わせているにもかかわらず、誰かの娘でいたい、庇護されたる立場でありたい、と強く願うことにより、無意識のうちに内なる母性を排除してしまう女性もいるんです

湊かなえ『母性』

母と娘とは、母性を持つ女と持たない女

湊かなえ『母性』
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湊かなえ【母性】戸田恵梨香&永野芽郁にTwitterの反応

共演を喜ぶ声多数!!

ただ共演というだけでも嬉しいのに母娘役!

さらに、原作があの湊かなえさんの小説!

期待せずにはいられませんね。

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まとめ

湊かなえ『母性』【ネタバレ】毒親映画?あらすじと名言まとめ

と題してお届けしてきました。

湊かなえさんの『母性』が原作の映画【母性】は、2022年11月23日公開!

この映画は、いわゆる「毒親」映画です。

深く考えさせられる、引き込まれる、あっと驚かされる、そんなストーリー。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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