
「先生を辞めたいけど、大丈夫かな。
いつ、誰に伝えたらいいのかな。
どんな風に伝えたらいいのかな。」
こういった疑問に答えます。
✔️本記事の内容
・1.先生を辞めても大丈夫な理由3つ
・2.いつ、誰に伝えたらいいのか
・3.伝え方2パターン
この記事を書いている私は、実際に10月に管理職に伝えて、3月末で退職。
円満退職できて、今は良い思い出となっています。
こういった私が、解説していきます。
1.先生を辞めても大丈夫な理由3つ
その①:学校内に自分の代わりはいくらでもいる
誰が代わりをやってくれるのか
年度途中で辞めた場合、担任を持たないいわゆる「フリーの先生」が、兼任してくれます。
そういったことをあらかじめ考慮して数人いるフリーの先生出仕事を分け合っているので大丈夫です。
年度末3月末で辞めた場合、正規の教諭もしくは、常勤講師が4月から入ってくれます。
正規の教諭になるか、常勤講師になるかは、辞意を伝える時期や、自治体によっても変わってきます。
迷惑はかからないのか
どっちにしても、かかります。
辞めると、他の先生の負担が少なからず増えます。
辞めないで働き続けると、完全なパフォーマンスをし切れず、同僚、子ども達に迷惑がかかります。
だから、迷惑がかかるかどうかは、考えても仕方がないことです。
やりたい人もいる
先生になりたくて、採用試験を受ける人が毎年たくさんいます。
不採用となり、悔しい思いをしている人もいます。
そんな人達の中には、次年度の採用試験に向けて勉強をすると同時に、講師登録をする人もいます。
現場に出て働き、経験値を上げたいと考えているのです。
辞めたい人もいれば、やりたい人もいる。世の中どの業界もそういうものです。
その②:家庭内に代わりはいない
家庭内に、あなたの代わりはいません。
なぜなら、「お母さん」「お父さん」「子ども」としてのあなたは、家庭内には他に存在しないからです。
私自身も、先生を辞める時は、不安でした。
当時の私には、小学校低学年の子どもが二人いました。
子どもと一緒に家を出て、夜の7時に学童保育に迎えに行くという生活を送っていました。
そこそこ職場での地位も上がり、主任も任されていたので、仕事はとても充実していました。
しかし、子どもがしょっちゅう泣いたり、行き渋ったり、宿題をやらなかったりと家庭内での様々な問題が起こっていたのです。私から見ると、完全に「愛情不足」の状態でした。
ここまで読んだ方は、もしかすると「辞めたいけど不安」と思っているかもしれません。
しかし問題ありません。
私も、ずっと不安で、迷っていましたが、スッパリと辞めることで、子どもの様子が安定しました。
なので繰り返しですが、家庭内にあなたの代わりはいないのです。
そして、あなたに一番優しくしてあげられるのは、あなたなのです。
その③:仕事は他にもたくさんある
どんな仕事があるのか
どんな仕事でも、できます!いくらでも仕事はあります!
先生の経験を活かす→塾講師、児童クラブなど
先生以外の仕事がいい→転職サイトでいくらでも情報はあります!
オンラインでもできるし、起業するのだってアリです!
「向いていない」「しんどい」「仕事に行きたくない」と思っている方!
仕事は先生だけではありません。あなたの可能性は無限大!
いつから転職活動をするのか
働きながら転職活動をすることが難しければ、辞めてからでも大丈夫です。
でも、経済面で不安があるのであれば、働きながら転職サイトを見て、内定をもらってから退職するのも良いかと思います。
2.いつ、誰に伝えたらいいのか
その①:いつ伝えるのがいいのか
おすすめは4月!
実は、3月末で辞めるのであれば、4月に退職の意向を伝えるのがおすすめです。
なぜなら、次年度の人事が動き始めるからです。各自治体によって多少の差はあるかと思いますが、大体が、「辞める人数」を見越して「採用する人数」を考えています。
実際、私の場合は「10月」に辞意を伝えました。その結果、次年度に私の枠に配属されたのは、常勤講師さんでした。校長が教育委員会に何度も頼んでくれましたが、正規の枠はもらえませんでした。
なので、次年度に正規の枠を確実にもらえる=学校側にかかる迷惑が減らせる=円満退職
という観点から言うと、4月に辞意を伝えるのがおすすめです。
法律上は14日前に退職を申し出ればOK
民法627条に「退職の2週間前に退職の告知を行えば問題なく退職できる」と定められています。
ですが、私は円満に退職をしたかったので、勇気を出して早めの10月に伝えました。
その②:誰に伝えるのがいいのか
校長先生に伝えるのが良いでしょう。
言いにくい場合は、教頭先生に相談するのもいいと思います。
ただし、理由を聞かれたり、引き止められたりすることがあるので、強い意志で臨むといいでしょう。
3.伝え方2パターン
その①:口頭で校長に
伝え方としては、まず、校長先生にお時間をいただき、校長室で口頭で伝えるという方法があります。
「辞めたい」ことと、「理由」を伝えればOKです。
色々と聞かれるかもしれませんが、辞めると決めているのであれば、しっかりと伝えましょう。
正式に辞めることになれば、「退職届」を書きます。各自治体や学校によっては、形式があるので、教頭先生に尋ねるといいでしょう。
その②:「退職願」を校長に
もう一つは、校長先生にお時間をいただき、校長室で「退職願」を提出する方法があります。
実際に辞めることになれば、「退職届」を教育委員会に提出することになります。
せっかく書いたのに、もう一度書くことになり、二度手間ですが、意志が弱い人、流されやすいタイプの人は、校長室へ行くときに「退職願」を持って行くといいと思います。
なぜなら、退職の意向を伝えると、高い確率で引き止められるからです。
校長先生にとっては、一人の先生が辞めてしまうと、他の先生の負担が大きくなることや、学校経営に関わってくること、自身も頑張ってきたからこそ、純粋に頑張って続けてほしいと言う気持ちもあると思います。
しかし、こういった引き止めを理由に、せっかく決意した退職を辞退する必要はありません。
校長先生も、立場上引き止めようとすると思いますが、心の中では、一人の人間として、応援してくれている場合がほとんどです。
「退職願」があれば、うまく話せなくても、引き止められようとも、退職の意向は伝えられるはずです。
4.終わりに
私の経験も交えながらお伝えしました。
自分の生活、健康を第一に考えてくださいね。
辞める、辞めない、どっちを選んでも少なからず後悔はあると思います。
でも大丈夫!どっちを選んでも正解です!
一度きりの人生、楽に、楽しく、生きていきましょう♪
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